top of page

腰痛と頭痛の関係!原因と対処法を解説


腰の痛みの患部を抑える人の画像

「最近、腰痛と頭痛が同時に起こるんだけど、一体何が原因なの?」、「一体どうすれば治るのかしら?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。


この記事では、腰痛と頭痛の関係性、特に緊張型頭痛との深い繋がりについて解説していきます。 緊張型頭痛とは一体どんな頭痛なのか、その原因や症状、そして腰痛との意外な関係性について詳しく説明します。


 また、頭痛と腰痛が同時に起こる原因として、自律神経の乱れやうつ状態の可能性についても触れ、具体的な対処法を3つ紹介します。 有酸素運動やストレス発散方法、痛み止め薬など、あなたの悩みに寄り添う内容となっています。 最後まで読めば、腰痛と頭痛の改善方法がきっと見つかります。


腰の後ろを自分で叩いている人の画像


腰痛と頭痛が同時に起きたら、緊張型頭痛が疑われる


腰痛は、画像診断で原因が特定できる「特異的腰痛」と、原因が特定できない「非特異的腰痛」に分けられ、全体の約85%は「非特異的腰痛」に該当すると言われています。 そのため、腰痛と頭痛が同時に発生しても、X線やMRIなどの画像検査で原因が明らかになる可能性は低いと言えるでしょう。


しかし、腰痛と頭痛が同時に発症した場合、考えられる原因はいくつかあります。まず、腰痛と頭痛が同時に起こった際に最初に疑うべきは、緊張型頭痛です。


緊張型頭痛とは?原因と症状を解説

緊張型頭痛は、頭や首の筋肉の緊張によって引き起こされる頭痛の一種です。 この頭痛は筋肉の緊張、長時間のデスクワークやスマホの使いすぎ、精神的なストレスなどによって生じることが多く、現代人の多くが経験する頭痛と言えます。 骨盤から首にかけての筋肉の緊張は、血行不良を引き起こし、腰痛や頭痛、首や肩の凝りなどの様々な症状を引き起こす可能性があります。


緊張型頭痛は、男女ともに発症しますが、女性の方が男性よりも1.5倍ほど発症しやすいという傾向があります。

また、ストレスが大きな要因であることから、働き盛りの世代に多く見られます。


緊張型頭痛と片頭痛の違い

頭痛の症状は多岐にわたりますが、代表的なものとして「片頭痛」と「緊張型頭痛」があります。

両者は症状が異なるため、適切な対処法も異なります。

緊張型頭痛は、筋肉の緊張が原因で起こる頭痛で、締め付けられるような痛みを特徴とし、時間経過とともに徐々に強くなることが多いです。


一方、片頭痛は、血管の拡張が原因で起こる頭痛で、ズキンズキンと脈打つような激しい痛みが特徴です。

身体を動かすと痛みが強くなる傾向があります。

腰痛と頭痛が同時に発生した場合、緊張型頭痛と片頭痛のいずれも疑われるため、まずはご自身の症状がどちらに該当するのか、見極めることが重要です。


緊張型頭痛と腰痛の意外な関係

長時間の同じ姿勢での作業や運動不足は、背骨周辺の筋肉を緊張させ、硬化させる原因となります。

筋肉の硬化は、筋肉に挟まれた血管を圧迫し、血行不良を引き起こし、血行が悪くなると、組織への酸素供給が不足し、老廃物が蓄積されます。

老廃物は周囲の組織を刺激し、痛みを引き起こします。

この痛みは、腰、首、肩など、筋肉が緊張しやすい部位に多く見られます。


さらに、これらの部位の筋肉が慢性的に凝り固まった状態が続くと、頭への血流も悪化し、頭痛を引き起こす可能性があります。

腰痛と頭痛に悩んでいる方は、「緊張型頭痛」の可能性を考慮する必要があるでしょう。


うつ状態の可能性も?

長期間続く腰痛が慢性化し、気分が落ち込みやすくなった場合は、頭痛も起こりやすくなります。

慢性の腰痛は、腰に何らかの負担がかかり、その部位に損傷が生じて痛みを引き起こします。

もし、日常生活の中でその負担が継続的に加わると、痛みが長引いてしまうのです。


このように痛みが慢性化すると、その人の精神状態にも大きな影響を与えます。

痛みを避けるために、動くことを恐れてしまい、活動量が減ると、身体の機能が低下してしまいます。

身体を支える機能が衰えると、腰への負担がさらに増加し、痛みが慢性化しやすくなり、これがさらに気分を落ち込ませ、「うつ」状態に陥る原因となります。


そのような状態になった場合には、オピオイド系薬物や、うつ病治療に用いられるサインバルタなどの抗うつ薬が処方されることがあります。

しかし、薬物で痛みを抑えたとしても、腰痛の原因が根本的に解決したわけではありません。


痛み→活動制限→身体機能低下→腰椎への負荷増加→痛みの悪循環に陥ってしまった場合は、自分の痛みの原因を理解し(認知)、衰えた「身体機能」を自ら改善する(行動)という方法しかありません。

身体機能の低下に気づいたら、腰痛の改善に努めることが大切です。


仕事中に座りながら腰の痛みを感じているビジネスマンの画像


自律神経の乱れが原因かも?


腰痛と頭痛が同時に発症した場合、「緊張型頭痛」以外にも、自律神経の乱れが原因と考えられるケースがあります。

自律神経の乱れが引き起こす代表的な症状として、腰痛と頭痛が挙げられます。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立ち、それぞれ体の活動を促進したり、抑制したりする役割を担っています。


交感神経は、活動時に優位に働き、心拍数を上げたり、血圧を上昇させたり、消化活動を抑制したりします。

一方、副交感神経は、休息時に優位に働き、心拍数を下げたり、血圧を低下させたり、消化活動を促進したりします。これらの神経がバランスを保つことで、体は正常に機能しています。


しかし、ストレスや不規則な生活、睡眠不足などによって、自律神経のバランスが崩れると、交感神経が優位に働き続け、体の緊張状態が持続します。

この状態が続くと、筋肉の緊張や血行不良を引き起こし、腰痛や頭痛などの症状が現れると考えられます。

自律神経の乱れによって起こる腰痛と頭痛には、具体的な例として、ストレス性腰痛と緊張性頭痛、自律神経失調症などが挙げられます。


  • ストレス性腰痛と緊張性頭痛

仕事や人間関係などのストレスによって交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。

その結果、腰や肩の筋肉が凝り固まり、腰痛や頭痛を引き起こします。


  • 自律神経失調症

自律神経のバランスが大きく崩れることで、様々な症状が現れます。

腰痛や頭痛の他にも、めまい、吐き気、動悸、息切れ、不眠などの症状が現れることもあります。

自律神経の乱れによる腰痛と頭痛を改善するためには、生活習慣を見直すことが重要です。

ストレスを解消する方法を見つけて実践したり、睡眠時間を確保したり、バランスの取れた食事を心がけたり、適度な運動をするなど、具体的な改善策を検討しましょう。

自律神経の乱れによる腰痛と頭痛は、生活習慣を見直すことで改善できる可能性があります。


自律神経失調症と腰痛の関係

自律神経は、私たちの体の中で、血圧や血液循環を管理する重要な役割を担っています。

この神経のバランスが崩れると、体の様々な機能に悪影響を及ぼし、全身への血流が悪化することで筋肉の凝りや痛みを引き起こすことがあります。

頭痛と腰痛が同時に現れる場合、自律神経の乱れが原因となっている可能性も考えられます。


自律神経の乱れは、めまい、しびれ、倦怠感など、様々な症状を引き起こすことが知られており、これらの症状が複合的に現れる場合、自律神経失調症の可能性を疑う必要があります。


女性は生理痛も腰痛の原因に

生理痛は、女性にとって深刻な問題となることがあります。

生理中に腰痛や頭痛などの症状が頻繁に発生する方は、ホルモンバランスの乱れが原因である可能性があります。

女性ホルモンの分泌量が変化すると、自律神経のバランスも乱れ、腰痛や頭痛を引き起こすことがあります。

もし、腰痛や頭痛が生理周期と同期して発生する場合は、生理痛が原因である可能性が高いでしょう。

症状が現れた日を記録しておくことで、原因の特定に役立ちます。


頭痛でこめかみを抑えている女性の画像


腰痛と頭痛の同時発生!効果的な対処法


腰痛と頭痛が同時に起こる場合、日常生活に支障をきたし、非常につらいものです。

原因は様々ですが、ここでは具体的な対処法を3つご紹介します。


まず、姿勢の改善が重要です。猫背や長時間同じ姿勢での作業は、腰や首への負担を増大させ、痛みを引き起こす可能性があります。正しい姿勢を意識し、こまめな休憩を挟むようにしましょう。


次に、ストレッチや軽い運動を取り入れることをおすすめします。

腰や首の筋肉を柔軟にすることで、血行促進を促し、痛みを和らげる効果が期待できます。

ただし、無理のない範囲で行うことが重要です。

痛みが増す場合は、すぐに中止しましょう。


最後に、生活習慣の見直しも大切です。

睡眠不足や不規則な食生活は、体のバランスを崩し、痛みを悪化させる可能性があります。

十分な睡眠時間を取り、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。


これらの対処法を試しても改善が見られない場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

専門家の診断を受け、適切な治療を受けることで、症状の軽減が期待できます。


痛み止め薬の服用

腰痛や頭痛が慢性的に続く場合、市販の鎮痛剤を服用するという選択肢も検討できます。

痛みは、集中力や仕事のパフォーマンスを著しく低下させるだけでなく、ストレスやイライラを招く原因にもなります。


薬局で購入できる市販薬でも、一定の効果が期待でき、痛みで日常生活に支障をきたす場合は、鎮痛剤の服用を検討し、痛みの緩和を目指しましょう。

特に激しい痛みがある場合は、より効果の高い鎮痛剤の服用も選択肢の一つとして考えられます。


腰痛と頭痛の改善方法


腰痛と頭痛の同時発生は、緊張型頭痛や自律神経の乱れが原因である可能性があります。

緊張型頭痛は、ストレスや姿勢の悪さによって起こりやすく、腰痛との関連も深いことがわかっています。

また、自律神経の乱れも、腰痛や頭痛を引き起こす要因となります。

これらの症状に悩んでいる方は、有酸素運動やストレス発散方法を見つけるなど、適切な対処法を取り入れることで、快適な毎日を取り戻せるでしょう。


腰痛や頭痛に悩んでいるけどどこに相談したらいいのかわからないなどお困りの方は、長年の経験から痛みの根本解決ができる万町接骨院にお任せ下さい!

Comments


bottom of page