top of page

**脂肪は“炎症をつくる臓器”だった!体重が重いことが招く健康トラブルとは〜八王子市・万町(よろずちょう)接骨院の健康コラム〜**

  • 執筆者の写真: yorozuchou
    yorozuchou
  • 11月19日
  • 読了時間: 6分
ree

◆はじめに:脂肪は「ただの蓄え」ではなかった

体重が増えてくると、多くの人は

「見た目が気になる…」「膝や腰に負担がかかるかも…」

といったイメージを持つと思います。

しかし実は、もっと深刻で、もっと根本的な問題があります。

それは――

脂肪は “炎症をつくり出す臓器” である

という事実です。

昔は、脂肪は「余ったエネルギーの貯蔵庫」だと考えられていました。ところが現在の医学では、脂肪細胞は、

  • 炎症性物質

  • ホルモン

  • サイトカイン

などを分泌する“能動的な臓器”であり、その量が増えるほど 全身に炎症が広がる ことが分かってきました。

この炎症こそが、

  • 腰痛

  • 膝痛

  • 心臓病

  • 糖尿病

  • がん

  • 老化

  • 慢性疲労

など、多くの病気を引き起こします。

つまり、

体重が重い=体の中で炎症が起こり続けている状態

といっても過言ではないのです。

本コラムでは、八王子市の万町接骨院が、「脂肪が炎症をつくるメカニズム」から「体重増加でどんなトラブルが起こるのか」「改善のための実践法」まで、専門的にわかりやすく解説します。

◆第1章:脂肪が“炎症の臓器”である理由

●脂肪細胞はただの脂の塊ではない

脂肪細胞は、実は多種多様なホルモンや物質を分泌します。

代表的なものは、

  • TNF-α(強力な炎症物質)

  • IL-6(炎症性サイトカイン)

  • レプチン(食欲に関与)

  • アディポネクチン(抗炎症作用だが、肥満で減る)

これらは、脂肪が増えすぎるとバランスを崩し、炎症物質が過剰に分泌される ようになります。

これを 慢性炎症(サイレント炎症) と呼びます。

●肥満細胞(マストセル)がさらに炎症を強める

体脂肪が増えると、そこに肥満細胞(マストセル)が集まります。マストセルは、

  • ヒスタミン

  • ロイコトリエン

  • サイトカイン

  • プロスタグランジン

など、炎症を引き起こす物質を放出。

つまり体脂肪が増えると、

脂肪細胞+肥満細胞=炎症スイッチONの連続

となり、休む間もなく炎症が体中に広がっていきます。

●「太っている=体のどこかが常に炎症している」

この慢性炎症は無自覚で進行するため、

  • 原因不明の疲労

  • だるさ

  • 痛みの慢性化

  • 老化スピードの加速

などにつながります。

“太ると調子が悪くなる”のではなく、太っている状態が、体調不良そのものを生み出している のです。

◆第2章:体重増加が引き起こす健康トラブル(徹底解説)

ここからは、具体的な症状・病気との関連を深く掘り下げます。

●① 腰痛:体重1kgで腰の負担は3〜5kg増加

腰は体重をダイレクトに受ける場所です。

体重が増えると、

  • 椎間板への圧力増大

  • 腰椎の前弯バランスの崩れ

  • 筋肉の過緊張

  • 歩き方の悪化

が起こります。

特に、

➤ たった5kgの体重増で 15〜25kgの負担増

となり、

  • 慢性腰痛

  • 椎間板ヘルニア

  • 坐骨神経痛

  • 脊柱管狭窄症の悪化

などに直結します。

●② 膝痛:階段では体重の7倍の負荷

膝関節は体重の影響をもっとも受けやすい場所です。

  • 階段昇降:体重 × 7倍

  • 立ち座り:体重 × 3〜5倍

  • ジョギング:体重 × 5〜7倍

例えば体重10kg増えた場合、

➤ 階段では70kg分の負担増

膝軟骨は摩耗し、

  • 変形性膝関節症

  • 関節炎

  • 半月板損傷

  • 膝蓋骨の不安定性

などが進行します。

●③ 心臓負担:体重増加=心臓の過労

脂肪が増えると血管の中でも炎症が発生し、動脈硬化が進行します。

  • 血圧上昇

  • 心拍数増加

  • 血管壁の硬化

  • 心臓の肥大(心肥大)

これは心臓が「常に重たい荷物を持たされ続けている」状態。

進行すると、

  • 心不全

  • 狭心症

  • 心筋梗塞

などの重大疾患に繋がります。

●④ 糖尿病:脂肪細胞がインスリンの邪魔をする

脂肪が増えすぎると、

  • インスリンが効きにくくなる(インスリン抵抗性)

  • 血糖が下がらない

  • 血糖が高い時間が続く

  • すい臓が疲弊する

という悪循環が起こります。

糖尿病になると、

  • 失明

  • 腎臓病

  • 神経障害

  • 足の壊疽

  • 心臓病

など多くの合併症のリスクが上昇。

八王子市でも、糖尿病は増え続けている現代病です。

●⑤ がん:肥満とがんは強い相関関係

脂肪細胞から放出される炎症物質は、細胞のDNAを傷つけやすい環境をつくり、がんのリスクを高めます。

特に多いのは、

  • 大腸がん

  • 乳がん

  • 子宮体がん

  • 肝臓がん

  • 腎臓がん

  • 食道がん

  • 膵臓がん

脂肪が増えると、がんのリスクは確実に上昇します。

●⑥ 慢性疲労:太るだけで“疲れやすくなる理由”

理由は2つあります。

① 重い体を動かすだけで疲れる

→ 体力消耗が増える。

② 炎症が続き、筋肉と神経が疲弊する

→ 寝ても疲れが取れない。

“最近ずっと疲れている”“朝からだるい”“やる気が出ない”という人は、体重が関係している可能性が非常に高いです。

●⑦ 老化の加速:糖化(AGEs)が増える

太っている人ほど糖化が進みやすい体質です。

糖化によってできる AGEs(終末糖化産物) は

  • 肌のたるみ・シワ

  • くすみ

  • 関節の老化

  • 血管老化

  • 動脈硬化

  • 認知症リスク上昇

などを引き起こします。

つまり、


ree

➤ 体重が重いほど、老化が早く進む

ということです。

◆第3章:現代人が太りやすい理由

  • 座りすぎ

  • 睡眠不足

  • ストレス

  • 運動不足

  • 糖質・脂質の多い食品の増加

  • 自律神経の乱れ

現代人は太りやすく痩せにくい環境にいます。だからこそ 正しい知識と専門家のサポート が重要です。

◆第4章:体重を減らすと、体はこう変わる

  • 腰痛・膝痛の減少

  • 血圧安定

  • 血糖値改善

  • 心臓負担減

  • 炎症の減少

  • がんリスク減少

  • 疲労回復

  • 肌の若返り

  • 睡眠の質UP

  • 代謝改善

  • 生活の質向上(QOL)

健康の99%は体重管理と炎症のコントロールと言っても過言ではありません。

ree

◆第5章:万町接骨院の「健康ダイエット指導」

八王子市の万町接骨院では、医学的視点と接骨院の専門性を活かした「健康寿命を延ばすダイエット」を提供しています。

◆① 痛みのある方でもできる体重管理

腰痛・膝痛があると運動は難しい。だからこそ接骨院がサポートします。

  • 姿勢矯正

  • 体幹トレーニング

  • 関節負担の少ない運動

  • 歩き方改善

  • 呼吸法トレーニング

痛みの状態に合わせた運動メニューを作成します。

◆② 食事のアドバイス

  • 糖化を防ぐ食べ方

  • 血糖値スパイクを抑える

  • 炎症を抑える食品

  • 腸内環境を整える食事

  • 無理のない“継続型ダイエット”

◆③ リバウンドしない体づくり

  • 姿勢改善

  • 代謝UP

  • 筋肉量維持

  • 自律神経ケア

  • 睡眠改善

やせ体質への本質的アプローチを行います。

◆まとめ

今回の記事でお伝えしたい最も重要なメッセージは、

脂肪は“炎症をつくる臓器である”という事実

そして、

体重増加は、全身の不調の出発点

ということです。

しかし逆にいえば、

体重が少し減るだけで、健康は劇的に良くなる

ということでもあります。

八王子市・万町接骨院は“あなたの人生の健康パートナー”として、体重管理・痛み改善・運動指導までトータルでサポートします。


​治療案内​……………………………………………………​…​各種保険取扱交通事故・労災・生保・自費治療

​対応可能な症状​………………………………​……………………​…首肩、背中、腰、膝などの痛み交通事故治療、スポーツ外傷、スポーツ障害、各筋肉の痛み、寝違え、手足のしびれ、ギックリ腰、筋力トレーニング、五十肩、脱臼、捻挫、打撲、挫傷、肉離れ、産後骨盤矯正、背中矯正、慢性腰痛

​予約優先

​〒192-0903  東京都八王子市万町171番地14

       萬町ハウス102号   JR八王子駅南口から徒歩8分​ 


コメント


bottom of page